| ホノルル点描 |
| 第 27 回 : 一万種以上の植物がある街中の植物園 「フォスター・ボタニカル・ガーデン」 |
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画: 西川幸夫 |
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ホノルルダウンタウンに近いヌウアヌ通りとヴィニヤード大通りの角にある
「フォスター・ボタニカル・ガーデン」。 その歴史は、 一八五三年にドイツ人の医者であり植物学者のウィリアム・ヒレブランド氏が、クイーン・カラマから土地を借り受けたことにさ かのぼる。 |
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ヒレブランド夫妻は、現在の植物園のフリーウェイ側に住居を構え、庭に樹木を植えた。
現在植物園で見られる巨木は、 ヒレブランド氏によって植えられたものである。 二十年後、ヒレブランド夫妻はドイツに帰国することにな り、地所はトーマス・ フォスター夫妻に売却され、庭園はさらに整えられた。 |
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フォスター夫人の没後、地所は公園としてホノルル市郡政府に移譲され、一年後の一九三〇年に「フォスター・ボタニカル ・ガーデン」として開園した。 初代園長のハロルド・ライオン博士は、植物園の充実を目指し、二十七年の在職中に約一 万種類の植物を植えた。 現在ある蘭園は、ライオン博士が彼自身のコレクションとして集めたものを拡充させたものである。 |
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その後植物園は、二代目園長のポール・ウェイシック氏により整備拡張され、一九八九年より三代目園長のマイケル・クリ ステンセン氏が引き継ぎ、一九九九年より、現在のヘイディ・ボーンホースト四代目園長が管理している。 |
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「フォスター・ボタニカル・ガーデン」は、百五十年以上に亘り、市民の憩いの場となっているが、特に現在は、都会の喧噪の 中の静かな植物園として人気がある。 オアフ島には、現在百本以上の木が「銘木」として指定されているが、その内の二十 五本が「フォスター植物園」にある。 |
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敷地内には、椰子類、しだ類、先史植物、有毒植物の園のほか、スパイス園、ハーブ園などがあり、ハワイの固有種や土 着種、世界の珍しい植物や絶滅に瀕している植物も大事に育てられている。 オアフ島には、この他に「リリウ オカラニ・ボタ ニカル・ガーデン」、「ココ・クレーター・ボタニカル・ガ ーデン」、「ホオマルヒア・ボタニカル・ガーデン」、「ワヒアワ・ボタニ カル・ ガーデン」の公立植物園がある。 マノアには、ライオン博士が森林保護のために植林をし、農業試験場としてスタートした「ラ イオン樹木園」があり、園内にはハワイの固有種や珍しい植物が集められている。 |
| 文:榊原 百合惠 |
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